A課程認定看護師とB課程認定看護師の違いとは

認定看護師になるためには、専門の教育機関での研修が必要になる。
認定看護師にはA課程認定看護師とB課程認定看護師の2種類があるが、A課程認定看護師とは2020年までに資格を取得した認定看護師のことである。
B課程認定看護師とは、新しい認定看護師で、2020年から専門の教育機関で教育が開始される。
A課程認定看護師とB課程認定看護師では教育を受けられる機関も異なっていて、A課程認定看護師教育機関は2026年に教育を終了する予定である。
A課程とB課程の教育機関の違いとしてあげられるのが特定行為研修の有無で、新たに誕生したB課程認定看護師教育機関では、特定行為研修が組み込まれている。
開講期間も異なっていて、A課程認定看護師教育機関では6か月以上1年以内であったのに対し、B課程認定看護師教育機関では1年以内に変更されている。

研修の時間数も変更されていて、A課程認定看護師教育機関では600時間以上であったのに対し、B課程認定看護師教育機関では800時間程度になっている。
特定行為研修区分別科目を1区分から3区分ほど含んでいることも、B課程認定看護師教育機関の研修の特徴で、特定行為区分別科目に関する実習の時間も加わっている。
資格を取得した看護師には、認定看護師の認定証が交付されるが、2019年の7月14日までに資格を取得した場合には、2019年7月15日の日付でA課程認定看護師名簿に登録される。
新しいB課程認定看護師の資格を取得した看護師は、B課程認定看護師名簿に登録され、特定認定看護師と名乗ることができるのが大きな違いである。